ななほしてんとう

関ジャニ∞のファンブログです

映画『破門〜ふたりのヤクビョーガミ』をこれから見る人は、原作を読んでからにされることをおすすめしたい

 

先日、横山裕×佐々木蔵之介のW主演「破門〜ふたりのヤクビョーガミ」見てきました!

 

映画も小説も好きですが、評論できるほどたくさんの作品を見てるわけでもないし、詳しくもないんですが、これだけはどーしても言いたい!と思ったところがあり、辿々しいですが、どうぞお付き合いくださいませ。

 

※予告とか番宣で出てる以上のネタバレはしてませんが、念のためご注意ください。

 

 

 

 

日曜の午後に見に行って、水曜に原作本を買いに行きました。

本当は日曜日映画見終わってすぐに本屋にいったのですが、その日は買えませんでした。なぜならその日は家に財布を忘れてきてしまったから…。映画は鞄に偶然入っていたクレカで買いました…。なぜクレカが落ちていたのか…神々の悪戯か…そしてなぜその時カードで本を買うという選択肢が出てこなかったのか…( p_q)

 

 

話が逸れました。

映画を見ているときにどうしても気になったことがあったので、確かめるべく原作を買ったのですが、読み終わってみると、あら不思議。追い破門がしたくてたまらないではありませんか!あー破門みたい!いますぐ破門みたい!!ジタバタ

 

映画を見終わった時は、「結構楽しかったなー」「2時間あっという間だったなー」「横ちゃんも蔵之介さんも濱ちゃんもかっこよかったなー」「橋爪さんさすがだったなー」というあっさーーーい、うっすーーい感想しかなかったんですが、

 

原作を読んでみると、映画の中では少しわかりにくかったところがよく理解できたし、各々のキャラの癖もよくわかる。そしてこの映画がいかに原作「破門」の内容をうまくエンターテイメント作品に変化させたか、ということが感じられ、結果、よりいっそうこの映画が好きになりました 

 

だから、もしまだこれから見るって方とか、もいっかい見ようと思ってる方とか、はたまたDVDが出たら見ようと思っている方には、是非是非!原作も手に取ってもらいたいです。ステマ?NON!宣伝です!!!!(同じ)

 

 

ちょっと具体的に言うと(ネタバレはしませんよ)、 まず二蝶会という組織内でのしがらみ、いざこざ。

破門という物語は極道の世界の話なので、本当であれば極道の組織の暗黙の了解とか、各組の力関係とかがすごい重要なところでもあると思うんですが、映画では大分はしょってました。

もう原作ではかなりややこしい人間関係がてんこもりです。てかどっかの財閥系メーカーとか、半〇直樹とかの世界じゃないの?ってくらい、もう縦に横にと伸びまくっているしがらみという名の鎖。(全然うまく例えられないのはわたしがそういったものとは疎遠な一般ピーポーである証拠です)

 

まあ、正直この部分はスルーしても映画自体は十分楽しめますけどね!

でもこれがわかっていると、作品の理解度とか話の流れがすっごくよくわかると思うし、実際の映画はチャキチャキ展開が変わるので、こういった前知識はあった方がいいと思いますよ!とオモイマス。

 

あと、話の流れの前知識があった方がいいというのにはもう一つ理由がありまして、それは 関西弁

この映画の関西弁、めちゃくちゃネイティブ!(笑)関西弁というかヤクザ言葉がすぎるあまり、ところどころで、ん?今なんて?ってなります(笑)

 

あ、また話逸れますが、しっかし蔵之介さんの巻き舌すこぶるかっこいいです。ちょっとかなり震えます。とりあえず愛人に立候補したいんですが、どこで受け付けてますかね?

 

ちなみにケンカのシーンも想像以上に本格的なバイオレンスでした。前の女子たちはちょっと怖かったそうです(かわいい)

 

 

そして、横山さん演じる二宮について。

わたしが原作を読もうと思ったきっかけの、気になることというのはそう。我らが横山さんのことです。

 

 

ちなみに今から超失礼なこと連発しますけど、最後にはほめているので許してください(笑)

 

 

まず、横山さんそんなにはまり役?と思いました。番宣で結構言われてましたよね?「はまり役でしたねー」みたいな。でも、、、うーーん、そこまではまってる?と思ってしまいました。正直見終わってすぐは、ドランクドラゴンの塚地さんの方が合ってると思いました。

 

そして、横山さんというか二宮の、言葉に抑揚がない感じがみょーに気になってしまいました。ちょっと棒読み、、、に聞こえるんだけど、、、。そわそわ、みたいな。

 

 

でも!原作読んだ途端、光の速さで前言撤回いたしました!!!

 

 

よ、、よこちゃんってば!!二宮そのものやーーーーーーん!!!!( ;∀;)

 

 

えーー!ちょいちょい!横山さんこれはもうハマリ役とかじゃなくて、横山さんが演じた二宮が二宮だったんだよ!(アツイ)

 

うええーーこれはもう言葉ではうまく言えない。。なんというか、原作を読んでも二宮というキャラってなんとも言えずつかみどころがない人なんですが、そのつかみどころがない感じを横山さんはすごく的確に表現していたように思いました。

 

そう、はっきりしてないんですよ。二宮ってやつは。意志薄弱な楽観主義者だから感情とか意思というのが表に出てこない人なんですよ。

だらしなくて適当でお金に緩くてギャンブルが好きで。楽観主義者で行き当たりばったり。でも口だけは達者で、なぜか人から警戒されない不思議な魅力があって。流されやすいけど状況判断がものすごく早くてかつ的確。けど性根は優しくて。そしていざというとき肚が座ってて。 

もうこの人何?って感じですけど、「グータラ貧乏」というだけでは表現しつくせないんですよね。ただのグータラ貧乏だったら、前述したように、もっと適役の人がいたように思いますが、これが二宮だったら、もう横山さん以外にいなくない?って今は思ってます。ファンの欲目かなあ。。

 

 

しっかり考えた末の二宮だったのか、感じたままの二宮だったのかはわかりませんが、横山さん、ごめんなさい。あなたはすばらしいくらいに二宮でした…(土下座)

 

 

 

 

 

と、以上ムダに熱いくせに中身がないことを素人ながらにつらつらと書いてみましたが、

とにかく言いたいのは、原作読んでから映画見ると楽しみ倍増だよ☆ということです。

 

 

 

あと、橋爪功さんほんとにすごいんですよー。そりゃベテランの俳優さんに失礼な物言いですが、これがもうマジで憎たらしい!(笑)そして憐れなんだよなーー

濱ちゃんもかっこよかったー!WESTくんの中では濱ちゃんと重岡くんが推しなわたしですが、なで肩でふにゃふにゃ~~~っとしたイメージしかなかったので、最初のシーンで低い声ですっと出てきたとき、おねいさんはドキっとしましたよ。ギャップ使うの反則ーー!ピーッ!

 

 

原作ものの映画って、どうしても原作と比べてしまいがちだけど、この映画は原作と違っていていいな、と思いました。原作「破門」の別の楽しみ方を教えてくれたような感じ、といったらいいのかな。

もちろん全然違うことをしているわけではないですが、「二宮と桑原のバディもの」という部分にスポットを当てて、それを魅せることに特化していたような作りだったように見えました。だからこそ変にとっ散らかることなく、万人とは言わなくても大抵の人がおもしろいと思えるような映画になっていたのかなーと思いましたね。素人考察ですが。

  

もし迷っている方がいたら、是非ともおすすめしたい作品です!でも万が一の責任は負いませんので、その時はコイツとは趣味合わねーな!と思って、心の中で蔑んでください。

 

 

第2弾希望してまーーす!!